極小ロット製造

 実際に受注可能最小ロットである主原料1kgで製造してみました。今回製造したのは

  • 主原料の種類・・・りんご
  • ジャムの種類・・・通常のジャム
  • 瓶容量・・・200ml
  • 仕様・・・基本仕様

となっています。製造の過程も一部ご紹介しておりますが製造工程については[▷衛生・品質管理]もご覧いただくとより参考になるかと思います。

①身支度、体調、準備

 

 髪やホコリ、糸くずなどの異物の除去処理済みの清潔な服装に着替え、手指の洗浄後に道具、原料の準備を行います。

 手袋も装着し製造作業に取り掛かります。日頃から【果実×オリーブオイル】ジャムを食べているので体調も良好です。


②計量・状態チェック

 

 主原料はりんごです。画像の通り3つで1.02kg。本当にこの量から受注します!

 1kgだけではありますがここから皮や種などを取り除いて加工部位のみにするとさらに減少します。加工可能な割合は主原料の種類や大きさ、キズ・傷みの程度、加工方法などによって大きく変わってきます。今回のりんごは目立つ汚れやキズなどもない比較的に綺麗な状態の物です。


③洗浄

 

 洗浄の工程は主原料の状態によって変わりますが、今回のりんごは元々綺麗な状態だったので初めに次亜塩素酸水による殺菌工程から始めています。そのため工程としては次亜塩素酸水による殺菌→洗浄→表面磨き→洗浄としています。洗浄はオーバーフローの貯水容器で行いますが今回は主原料の量に合わせた大きさのボウルを使用しています。画像ではわかりませんが二度目の洗浄は新たに貯水した別のボウルで行っています。



④加工(1)

 

 りんごの皮をむき、加工・非加工部位とに分離し適当な大きさ、形状に加工しています。


⑤加工(2)

 

 ここから香り温存加工のメイン工程となっており非公開としています。当工場のような極小工場でも企業秘密はあるのです。

 画像の計器はPH計と屈折計です。これを使い任意のPHと糖度に調整します。



⑥加工(3)

 

 加工中、各指定仕様まで調整し終わった状態です。充填直前の全原料配合し終わっている状態ですのでこの画像の量がりんご1kg分でできる量となります。


⑦充填・加熱殺菌

 

 瓶に充填・密封し加熱殺菌をします。こちらも非公開としています。


⑧完成

 

 画像が完成した製造品です。今回は容量200mlの瓶を使い、主原料であるりんご1.02kgから7本の通常タイプのりんごジャムを製造できました。

※蓋の色が2種類なことに意味はありません。

 


⑨料金試算

 

 ここから実際にこの依頼を受注した場合の料金について例示したいと思います。

 確認事項として

  • 今回のりんごジャムは200ml瓶を使用しており、内容量は210gとなっています。この『210』とは充填の際に『210g以上』を基準として充填したということで、料金計算の基準でもあります。そして食品表示ラベルの内容量の欄には『210g』と記載していただくことになります。
  • 受注ロットの大きさ関わらず衛生・品質管理のために1ロットにつき2本検品としてこちらで使用するので実際に納品される本数は製造本数から2本減ります。ですので今回のケースでは納品本数は5本となります。なお料金は製造本数で計算いたします。なお、例えば大きなロットの依頼で製造本数が500本だったとしても検品は2本です。
  • 一般的な事例である『主原料(りんご)はご依頼者様に送ってもらいその他原料は当工場で用意した』という事例で計算しています。

以上を前提といたしまして今回の事例で計算しますと


◎ご請求金額

=(3.2(本製造基本料金)×210(内容量g/本)×7(製造本数))+製品送料+消費税

=4704+製品送料+消費税

 

となります。この例は最少の受注ロットのため割高ではありますが、この程度の金額からジャム専門工場の本製造品質のジャムをフルオーダーでご依頼いただけるということです。この量から受注可能な事はご依頼者様にとって用途次第で非常に有益であると考えております。

  今回は通常のジャムの例ですがこれが別の種類のジャム【果実×オリーブオイル】ジャムであったとしても料金の算定の仕方、本製造基本料金(上記式の3.2の部分)は全く同じです。さらに通常のジャムと【果実×オリーブオイル】ジャムを同時依頼していただくと料金の優遇措置も適用となります(詳しくは[▷受託料金]を参照)ので是非ご検討ください。

 

※この他ご依頼者様といたしましては、りんごの『調達費用』、主原料を送っていただく『送料』、代金決済時の『手数料』がかかると考えられます。